会長あいさつ
令和6年度定期総会におきまして新たな理事が選任され、併せて執行役員の選出が行われ、公益社団法人富山県栄養士会の会長として就任いたしました甲村亮二でございます。どうぞよろしくお願いします。
生まれも育ちも太平洋側の愛知県名古屋市ですが、縁あって6年前より富山の地に赴任して参りました。食習慣や人脈もない所への赴任は当初不安ばかりでしたが、2年目より県栄養士会に関わらせて頂くことによって、いろいろな方との交流を得ることができ、自分自身の視野を広げることに繋がりました。そんな矢先、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延し、私たちの生活環境だけではなく、考え方なども大きく変わってしまいました。
せっかく築き上げた人との交流を否定されたような活動を強いられるようになり、本会におきましても、感染の拡大防止の観点から事業の縮小や中止を余儀なくされました。しかしながら、会議や研修会等にオンラインの導入を図り、事業の継続に努めることができました。今後は会員間同士の目に見える研修会などはもちろんですが、オンライン研修などの利点も生かして、会員の皆様が参加しやすい体制作りも必要かと思います。
ここ最近の、栄養士・管理栄養士への期待の変化は強く感じるようになりました。ドラマでも栄養士・管理栄養士が登場したりや、診療報酬上でも栄養の大切さが認められるようになってきました。私たちには、この波に乗り遅れないよう、常に最新の情報を得るようにアンテナを張り、自己研鑽などを通して「栄養のプロ」を誇れるような活躍が期待されます。栄養士会の企画、運営を通じ、会員の後押しになれる栄養士会を目指していきたいと思っております。
また、公益社団法人として、広く一般県民に「栄養」の大切さの普及事業はもちろんのこと、昨今頻発する災害時への食の対応など、食・栄養に関わる事の啓発活動は多種多様です。
いずれにしても、これらを進めるためには、会員みなさまのご協力が必要であります。本会が取り組む様々な事業に、一つでも多くご参加いただきまして、本会を盛り上げていただきたいと思います。よろしくお願いします。