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生涯教育実施報告

令和7年度 第9回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (12月13日㈯開催)

がんの栄養管理(慢性期編)~地域のがん患者の食・生活を支える~

 がんとむきあう会副理事長 管理栄養士 櫻井先生をお招きし、がん慢性期~終末期の病態とがんによる栄養障害、がん患者への在宅訪問栄養指導についてご講義頂きました。
 がん患者は抗がん剤治療の副作用やがんの進行による悪液質により様々な栄養障害を経験します。がん治療は入院から外来へ、生活しながら治療を受ける時代となり在宅栄養指導のニーズは高まっています。
 櫻井先生の活動拠点である「元ちゃんハウス」は「がん患者が自分を取り戻せるもう1軒の我が家を」という理念の元、医療スタッフやがん経験者が患者やその家族の友人のような伴奏型支援者としてがん患者とその家族の生活を支えておられます。事例紹介では「胃がん術後の高齢患者に対する災害支援」「エンドオブライフにおける患者と家族への食を通した精神的支援」など大変勉強となる講義でした。(受講者 31名)

令和7年度 第8回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (12月13日㈯開催)

がん治療における集学的早期栄養介入の必要性~急性期から在宅までの栄養管理体制構築のポイント~

 富山大学附属病院の吉田明浩先生より、がん治療における集学的早期栄養介入の必要性について、ご講演いただきました。
 講義は、4つのカテゴリーに分けられていました。1つ目は、がんと栄養のエビデンスで、手術、化学療法、放射線治療それぞれの特徴と栄養管理のポイントを教えていただきました。栄養評価については、設定栄養量の考え方と求め方を示していただき大変参考になりました。また、個々にあわせた栄養ランニングが重要であること、がん治療の栄養管理の大事な目線として「食べる楽しみややりたい事のための支援」であることを再認識しました。
 2つ目のがん治療の栄養介入タイミングでは、化学療法センターでの常駐管理栄養士業務の一日の流れと具体的な仕事内容を教えていただきました。管理栄養士が常駐することで、栄養指導件数の増加に繋げる仕組みも教えていただきました。
 3つ目は栄養指導・副作用マネジメントで、様々なツールを活用して食欲不振の原因を探り、副作用への対処、運動、心理的な関わりなどチームで関わることの大切さを教えていただきました。
「がん」という難しい分野の攻略方法を簡単にわかりやすく教えていただきました。明日からの業務に活かしていきたいと思います。(受講者 31名)

令和7年度 第7回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (12月13日㈯開催)

認知症ケアの基礎知識~専門職の役割を果たす実践力~

 令和7年度 第7回生涯教育研修会をハイブリッド形式にて開催致しました。
 今回は認知症ケアについて、医療法人社団城南会富山城南病院 看護主任 盛田大樹先生に、認知症看護認定看護師の専門的立場から、栄養士に必要な認知症ケアの基礎知識について御講義いただきました。ユーモアあるテンポのよい話術で、あっという間の講義でしたが、具体的でわかりやすかったという受講者の声も多く寄せられた有意義な研修会となりました。認知症の方を支援すべき対象としてではなく、個人の尊厳を認め合いながらともに生きる共生社会を目指し認知症基本法が施行され、それに基づく認知症施策推進基本計画に強調される「新しい認知症観」の考え方は、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人ひとりが個人としてできること、やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる、というものです。不安や苛立ちなど様々なストレスから起こる行動、食事拒否などにも必ず当事者なりの理由があるものの、機能低下により解決の方法が見つけられなかったり感情のコントロールが弱かったりする認知症の方の心理を理解し共感をもって接することが大切です。
 今回の学びを活かし、認知症の方に信頼される適切なケアを実践し、専門職として心地よい食環境の提供と良好な健康状態の維持に寄与していきたいと思います。(受講者26名)

令和7年度 第6回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (9月20日㈯開催)

食べやすい ~スイーツからみる食の選択肢~

 インクルーシブパティシエとして活躍されている志水香代先生より「食べやすい~スイーツからみる食の選択肢~」と題して、摂食嚥下障害の有無にかかわらず、誰もが同じ空間で同じものを食べられるスイーツ「インクルーシブスイーツ」について講話いただきました。
 嚥下障害がある方は普通の食事をそのままの形で食べることが難しい為、ペーストやゼリーにする必要があり、そういった嚥下調整食は見た目が悪く、滑らかなだけの単調的な料理になりやすいです。嚥下障害がある方達が安心して美味しく楽しく料理やスイーツを食べられるようにする為には、見た目だけでなく、食感や香りなど五感で感じられるように工夫することが重要であると教えていただきました。
 また、食材を滑らかにする方法や、食感を残す工夫など実際に先生が作られたスイーツの写真を交えながら、具体的なインクルーシブスイーツの作り方のコツを教えていただきました。
 本講話を通じて、みんなが同じ場所で同じものを同じタイミングで食事を楽しめることの大切だを学ぶことができました。食事提供の際、一人ひとりの食形態が適しているのか、食欲がわく見た目や味になっているのか今一度見直し、おいしいと喜んでもらえるような食事を提供したいと思います。(受講者16名)

令和7年度 第5回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (9月20日㈯開催)

ライフステージに合わせた歯科衛生士の関わり~多職種連携の必要性~

 第5回生涯教育研修会は、Zoom配信にて開催しました。
 今回は歯科衛生士、咀嚼指導士などの資格を活かして、妊婦から高齢者まで幅広く関わりご活躍されている中山里江子先生に、「健口」について、基本から実践までご教授いただきました。
 講義では、現在ご活躍されている南砺市の現状と小児~高齢者まで幅広い年代に応じた口腔の悩みや気を付けるポイントを、パワーポイントだけでなく動画や口頭での説明も交えてわかりやすく丁寧に教えていただきました。
 また、講義の中で実際に自分自身の舌の位置を各自チェックするなど、実践を交えて普段の口腔機能を再度確認したりと、日々の業務だけでなく生活でも活かせる大変勉強になる内容でした。(受講者15名)

令和7年度 第4回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (9月20日㈯開催)

食べる力を支える ~歯科医師から見た摂食・嚥下のポイント~

 今回は、やまざき歯科医院 副院長 馬場拓朗先生に、歯科医師の観点から、摂食・嚥下のポイントについて、ご講演いただきました。
 口腔機能低下症に焦点を当てながら、サルコペニア、フレイル、オーラルフレイルなどの診断基準や評価方法、食支援の具体策、歯科医師との連携の仕方などを解説いただきました。
 特に、「管理栄養士・栄養士が見るべきポイント」をセッションごとに、具体的に提示していただき、現場で生かせる内容であったと好評でした。
人とつながるbreak timeを開催
 普段話す機会のない人との交流は、最初は緊張しましたが、和気あいあいとした雰囲気で普段の業務の悩みなどを話すことができました。
 今回は、「咀嚼・嚥下機能が低下した対象者の低栄養」が共通の問題として挙がり、各職域での体験談や新たな目線の工夫などを聞くことができました。他の職種と自身の業務との繋がりを感じることができました。(受講者23名)

令和7年度 第3回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月14日㈯開催)

栄養管理のいろは~実践を学ぶ~

 医療法人社団すまいる やまだホームケアクリニック 管理栄養士 横山 和美先生より、「栄養管理のいろは ~実践を学ぶ~」と題して、病院や施設、在宅での実践的なスクリーニング、アセスメント方法等についての講話をいただきました。
 栄養スクリーニングについては様々なスクリーニング方法がある中、一つ一つについて解説いただきながら、実際に使用してみた際の使いやすさ等、現場でスクリーニング方法を選択する際にも役立つ情報を教えていただきました。また、実際に患者さんを相手にした時の食事内容の上手な引き出し方等、現場で迷いが生じる場面での対応についても丁寧に教えていただきました。
 本講話を通じて栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養診断、エネルギーをはじめとした必要栄養量の算出、モニタリングについての流れを理解し、明日から実践できる具体的な方法を知る貴重な機会となりました。(受講者14名)

令和7年度 第2回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月14日㈯開催)

「ナトカリ比」について

 帝京平成大学健康メディカル各部健康栄養学科 野口 律奈教授より「ナトカリ比(Na/K)について」と題して、ご講演いただきました。
 高血圧予防において「減塩」は、大変有効であることは多くの研究で証明されていますが、現在、日本人の食塩摂取量は、下げ止まり傾向です。
 そのなかで新しい考え方である「ナトカリ比」の概念や様々な研究結果の報告について、わかりやすく講義をいただき、理解を深めることができました。また、指導に活用できる指導媒体やツール等についてもご紹介いただきました。
 今後、高血圧予防の栄養指導では、減塩だけでなく、新しい考え方「ナトカリ比」も取り入れ、対象者個々にあった栄養指導に活用していきたいと思いました。(受講者31名)

令和7年度 第1回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月14日㈯開催)

発達障害等の子どもの食の困難と発達支援~「食べられない」を傾聴と対話で支援する

 日本大学文理学部教育学科の田部絢子准教授より、発達障害のある子どもたちが抱える「食べられない」という困難に対する支援のあり方について、傾聴と対話を通じた実践的な講話をいただきました。
 感覚過敏や心理的な不安、空腹感の認識の難しさなど、食事に関わるさまざまな困難についてご説明くださいました。
 支援の方法としては、安心して食べられる食物のリストを作成することや、食事環境の整備、食感への配慮など、子どもの特性に応じた柔軟な対応を教えていただきました。さらに、子ども自身が支援に関わることの大切さにも触れられました。
 本講話を通じて、発達障害のある子どもたちの食の困難について理解を深め、今後の支援の在り方を見つめ直す貴重な機会となりました。(受講者31名)

令和7年度 管理栄養士国家試験対策研修会

第4回 (令和7年12月6日(土)開催)

 受講者は第4回目国家試験対策研修会となります。
 講義は前回に引き続き、富山短期大学食物栄養学科准教授の川口將史先生をお招きし、模試の解説を中心に問題の解き方やその答えになる根拠をわかりやすく丁寧にご講義いただきました。
 富山短期大学食物栄養学科准教授 中根一恵先生から国家試験の概要や試験直前を見据えた学習方法等について詳しくアドバイスいただきました。また公衆栄養学の問題を3人1組のチームとなり、皆で答えを導き出し、楽しく学びながら理解を深めることができました。(受講者9名)

第3回 (令和7年9月6日(土)開催)

 受講者は1回目の模試を終え、第3回目の国家試験対策研修会となります。
 まず最初に模試の結果について、富山短期大学食物栄養学科准教授の中根一恵先生から正解率の分析や設問の注意点、重点勉強箇所について詳しくアドバイスをいただきました。
 講義は前回に引き続き富山短期大学食物栄養学科准教授の川口將史先生をお招きしました。今回のテーマは「脳と神経」。複雑で難しい分野ですが、全身の機能の繋がりを分かりやすく説明して下さる講義はとても理解しやすい内容でした。講義の流れとリンクした設問を受講者が解き、1問1問丁寧に説明を受けることで幅広い知識を持ち、説問を深く理解できる講義でした。(受講者9名)

第2回 (令和7年6月21日(土)開催)

 受講者は1回目の模試を終え、第2回目の国家試験対策研修会となります。
 講義は前回に引き続き、富山短期大学食物栄養学科准教授の川口將史先生をお招きしました。前回に引き続き、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」について、ご講義いただきました。講義では受講者が川口先生とのやり取りの中で、知識を組み合わせながら回答に辿り着く場面が見られ、自身の中に、より深く落とし込むことができました。(受講者8名)

第1回 (令和7年5月17日(土)開催)

 働きながら管理栄養士国家資格の取得を目指す栄養士のための管理栄養士国家試験対策研修会が開始しました。第1回は富山短期大学食物栄養学科准教授の川口將史先生をお招きし、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の講義を受講しました。体液に含まれる電解質と血管について、電解質や水分の移動により起こる作用、体循環など、設問の意図や重要な部分も含めた説明は、シンプルで誰もが理解しやすい内容でした。受講者は、解説後に行われたオリジナル問題を素早く回答することができており、大変有意義な時間を過ごせました。
 講義終了後には先生へ質問する参加者の方もおり、意欲的に取り組まれている様子がうかがえました。(受講者9名)

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