令和8年度 第5回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (7月4日㈯開催)
研究の進め方 ~学会発表を目指して~
令和8年度 第5回生涯教育研修会をサンシップとやまとZOOMのハイブリッド形式にて開催いたしました。
今回は、富山短期大学 食物栄養学科 学科長 教授の竹内弘幸先生に、学会発表に向けた研究の進め方についてご講義いただきました。
受講前は、研究を行うには、難しい実験や採血を行ったり、英語の論文を読んだり、複雑な統計処理をしないといけないのではないかという思い込みがありましたが、職場でのちょっとした気づきを、数字(データ化)することも研究になるということを知りました。研究発表を行うことで、業務の仕組みを変え、困りごとの解決に繋がったり、周囲に正しく工夫の価値を伝えられ、多くの患者や利用者を救うエビデンスとなったり、栄養士の地位向上に繋がる可能性があります。
発表までのステップ、文献検索ツール、生成AIの活用、統計解析方法についても具体的に学ぶことができ、大変有意義な研修会となりました。(受講者 会場・Zoom 計21名)
令和8年度 第4回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (7月4日㈯開催)
症状・病態から病気を理解する~アシドーシス・アルカローシス~
令和8年度 第4回生涯教育研修会をハイブリッド形式で開催いたしました。
今回は、富山短期大学 川口将史先生に「症状・病態から病気を理解する」というテーマで、「アシドーシス」「アルカローシス」「脱水」について
ご講義いただきました。
グルコースからATPを産生するときには大量の水素イオン(酸)が発生するが、呼吸や代謝の過程で酸を中和することで、体内の酸・塩基平衡が保たれていること。腎不全、COPD、糖尿病、下痢や嘔吐などが原因でアシドーシスとアルカローシスが起こる機序。Ⅰ型アレルギーでアナフィラキシーに至るのはなぜか。など、様々なケースについて教えていただきました。
「脱水」については、水のみが失われる一時脱水(水欠乏性脱水)と、水とナトリウムイオンが失われる混合性脱水での対処方法の違いについて学ぶことができました。
難しいと思うとつい敬遠しがちな酸・塩基平衡や電解質ですが、体内でのイオンの動きを一つ一つ丁寧に教えていただいたことで理解を深めることができました。「全てが繋がっていることを意識すると理解がしやすくなる」という先生のお言葉は日々の業務にもつながる大切な考え方だと感じました。(受講者 会場16名・Zoom16名 計32名)
令和8年度 第3回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月7日㈰開催)
おいしい、やさしい、あたらしい減塩
令和8年度 第3回生涯教育研修会をオンラインにて開催いたしました。
今回は、味の素株式会社 管理栄養士 加古美由紀先生に、減塩の必要性とおいしく無理のない減塩方法についてご講義頂きました。
2025年度版日本人の食事摂取基準では、食塩摂取目標量は成人男性7.5g、成人女性6.5g未満とされています。実際の食塩摂取量の平均値は、全国平均9.6gで、富山県においても男女とも基準値を上回っている状況です。
また、「塩分」と「塩味」は異なり、減らすべきものはナトリウムを含む塩分である一方、うま味や酸味、香辛料等を活用することで、おいしさや満足感を維持しながら減塩できる事を学びました。
減塩の実践方法として、①うま味の活用、②料理の塩分にメリハリをつける、③具だくさんの汁物を取り入れる、④食材や料理の特徴を伝える、⑤減塩調味料を活用する、の5つのポイントが紹介されました。
減塩においては、単に制限を促すのではなく、「おいしく続けられる減塩」を提案することの重要性を再認識しました。特に、1日の目標量ではなく1食あたりの塩分量として示すことで、対象者が実践しやすくなるという点は非常に参考となり、大変有意義な研修会となりました。(受講者22名)
令和8年度 第2回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月7日㈰開催)
睡眠・生活リズムと食事のとり方~睡眠研究と時間栄養学の視点から~
令和8年度 第2回生涯教育研修会をオンラインにて開催いたしました。
今回は、富山大学名誉教授・顧問で睡眠学がご専門の神川康子先生に「睡眠と食事」をテーマにご講義いただきました。睡眠をおろそかにするとどのようなことが起こるか、健康への影響、脳への影響、年齢別の必要睡眠時間、生体リズムについて、夕食時間と睡眠時刻の関係、夜更かしの影響、睡眠に影響を及ぼす食べ物などたくさんのスライドをお示しいただいて、教えていただきました。睡眠は命の総合メンテナンスという言葉が印象に残っています。子どもたちの健やかな成長や、睡眠時間の少ない富山の女性を想って、本や「すいみんかるた」などで睡眠の受容性を伝えたりされていて、神川先生の未来を元気にしたい想いが伝わってきました。
時間が足りないくらいの情報があり、まだまだお話を伺いたいと感じる濃い内容でした。(受講者33名)
令和8年度 第1回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (6月7日㈰開催)
育成年代に対してのスポーツと栄養
スポーツ選手や保護者、指導者を対象とした栄養・食事指導で幅広くご活躍されている舘川美貴子先生より、小・中学生や高校生におけるスポーツと食の関わりについて講話をいただきました。
持久系や筋力系だけでなく、審美系や格闘技等、特徴的な競技も含め、競技別の食事のポイントや、準備期・試合期といった時期ごとも食事のとり方について、分かりやすくご説明いただきました。
また、体づくりに加えて、生活環境の整え方や水分補給のポイントについてもお話しいただき、育成年代の子供たちへの食事指導について広く知識を得ることができました。
本講話を通じて、子供たちの体づくりに対する意識を高めるとともに、栄養士や指導者、保護者が連携して関わっていくことの重要性を改めて感じる内容でした。(受講者27名)








