令和5年度 第5回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (9月10日㈰開催)
「腎障害進展抑制へ~チーム医療としての取り組み~」
令和5年度 第5回富山県栄養士会生涯教育研修会がオンラインで行われました。
今回は泉が丘内科クリニック 管理栄養士 秋島政美先生による講義でした。
腎臓の機能と構造、CKD進行に伴う症状と合併後、CKDの食事基準、食事指導ついて実例を交えてお話していただきました。患者さんの背景に合わせた指導方法や媒体を使った指導方法、チームで取り組むときの管理栄養士の役割などを教えていただきました。また、腎臓病病態栄養専門管理栄養士を取得するための認定要件や実際の勉強方法、資格取得してよかったことなどを教えていただきました。
最後に、毎月同じ患者さんに栄養指導を行う中で何を話してよいのか悩んだ時期があったそうです。先輩栄養士から、「目の前の患者さんを知ることはとても楽しいことじゃない」という言葉でやるべきことが分かったそうです。腎機能の基本から応用、そして管理栄養士の心構えまで総合的に学ぶよい機会となりました。(受講者数37名)
令和5年度 第4回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (8月26日㈯開催)
「対象者に合わせた献立作成について」
令和5年度 第4回富山県栄養士会生涯教育研修会が会場とオンラインで繋ぎハイブリッド形式で開催されました。
今回は、富山短期大学 教授 太田裕美子先生による講義と、会場とオンライン参加者に別れたグループワークを行いました。献立作成の考え方、食品成分表の見方、栄養計画の立て方、食品群別荷重平均成分表についてなど、立案の意義を理解することが出来ました。グループワークでは施設の違いによる献立サイクルの違いや特徴などを話し合いました。また、食材費高騰や食事評価方法など、日ごろ疑問に感じていることも情報交換することができました。
献立作成は基本的なことですが、栄養士にとっては重要であるということを振り返ることができました。(受講者数14名)
令和5年度 第3回 富山県栄養士会 生涯教育研修会 (8月6日㈰開催)
「褥瘡の基礎と栄養管理」
・褥瘡とは(圧迫・ずれ・低栄養が要因となる)
・DESIGN-R2020改定概要
→深部組織損傷(DIT)について
→臨界的定着
(クリティカルコロナイゼーション)
・スキン-テアの病態と対策
・「床ずれ予防プログラム」の紹介
栄養管理と大きく関わる病態である褥瘡について、基本的な内容から最新のガイドラインの改定内容、トピックスとなっているスキン-テア、そして早期発見から改善へ繋げるための「床ずれ予防プログラム」の紹介があり、褥瘡をトータルで理解できる充実した内容でした。
講師より、褥瘡管理はもちろん、その他の分野でも栄養士が実施した「栄養評価」についてもっと発信し、多職種と情報共有していくよう激励頂きました。(受講者数43名)