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栄養士コラム

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第27号 備えの大切さを痛感

2024-03-07
備えの大切さを痛感

2026年の年明け早々、ご存じのように能登半島沖で大きな地震が起こりました。石川県及び富山県も隣接している地域では大きな被害を受けました。
亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 
 太平洋側の愛知県より縁があって富山県に来た自分にとって、赴任当初の災害に対する意識の違いを痛切に感じておりました。いつか起こると言われる南海トラフ沖地震に備え、日ごろから災害に対する意識づけを求められておりました。その為に夜間、休日や外来診療を中止しての災害訓練なども行い、非常時に備えることを行っておりました。
毎年襲来する台風にはモノが飛ばないようにベランダのものは室内に入れておく、自転車は倒しておく、飛来するようなものは縛っておくなどは当たり前で、住居についてもモノが飛んできて窓が破損しないように、「雨戸」を閉めておくなどの対策はしております。富山で「雨戸」と聞いてみたところ、それはなんでしょうか?と返された時のカルチャーショックは鮮明に覚えております。
 
富山県でも地域特有な積雪対策には融雪装置の設置や信号機の縦設置など、日ごろからの対策はあります。このように日頃からの対策には現実味はありますが、今回の地震のように「いつどこで」起こるかに備えることは実感が伴いづらいです。しかし、今回の震災のように「いつどこで」が身近で起こったことで、私たちが備えに対しての意識づけを再確認しなくてはなりません。
 富山県栄養士会でも災害支援に対して専門部会を設置するなどしておりますが、体制の整備強化を実施していきます。皆様ご協力の程よろしくお願いいたします。
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