栄養士コラム
第12号 食事指導の何故なぜ？？に対応 その3
2021-12-28
今年も残り僅かになりました。全国ニュースで富山の積雪が報道されておりますが、明るい話題でも発信したいものです。
病院での栄養指導で、より理解してもらう工夫は
永遠の課題であり、これは今でも現在進行形です。自分で心掛けていることは、発する情報に「それは何故？」と聞かれた時に、きちんとその根拠、理由を理解して伝えることです。教科書で学んだから、そういうことになっているからでは患者さんへの説得性には弱いかもしれませんね。
病態に応じての食事指導は過去から大きくは変わっておりませんが、医療の進化とともに少しずつ対応の違いもあります。最新の情報を得て、それを生かすことは大切ですが、基本となる食事と病態の関わりについて、患者さんから「何故？」の対応を
連載でご紹介しようと思います。
【何故？】お酒は飲みませんが、ビールは飲みますよ。
患者さんに問いかけする際には、限られた時間で有益な情報を、いかに効率よく把握することが求められます。
普段の会話では、何気なく話ししていることも、取り方によっては大きな勘違いとなることもあります。
今回の何故？は中性脂肪などが高い患者さんに、アルコール類の摂取を問いかけした際に帰ってきた言葉です。こちらの聞き方で「お酒は飲みますか？」と問いかけしたことに、素直に答えて頂いたものでした。こちらの勝手な解釈で「お酒」はを「飲酒習慣」の分かりやすい言葉で伝えたつもりでしたが、このように指導の際の対応で、患者さんから学ぶこともあります。それからは食事を摂っていますかの意味での「ご飯たべてますか？」と聞かないようにしております。
私は嫁さんの会話の中で、「どこに勤めているの？」の問いかけに「毎日病院に通っている」と答えて、相手さんから「大事にしてね」と言われた存在です。確かに自他ともにおかしいヤツと認めておりますが、返す言葉での勘違いの身近な例でした。
患者さんに問いかけする際には、限られた時間で有益な情報を、いかに効率よく把握することが求められます。
普段の会話では、何気なく話ししていることも、取り方によっては大きな勘違いとなることもあります。
今回の何故？は中性脂肪などが高い患者さんに、アルコール類の摂取を問いかけした際に帰ってきた言葉です。こちらの聞き方で「お酒は飲みますか？」と問いかけしたことに、素直に答えて頂いたものでした。こちらの勝手な解釈で「お酒」はを「飲酒習慣」の分かりやすい言葉で伝えたつもりでしたが、このように指導の際の対応で、患者さんから学ぶこともあります。それからは食事を摂っていますかの意味での「ご飯たべてますか？」と聞かないようにしております。
私は嫁さんの会話の中で、「どこに勤めているの？」の問いかけに「毎日病院に通っている」と答えて、相手さんから「大事にしてね」と言われた存在です。確かに自他ともにおかしいヤツと認めておりますが、返す言葉での勘違いの身近な例でした。
このように患者さんたちに伝えることを自分なりに理解することで、野球のバッターのようにどんな変化球が来ても、対応できるよう備えることが少しでも可能かと思っております。⚾⚾⚾
毎日の生活ではいろいろな変化球が飛んできます。時にはデッドボールも飛んでくる中で、備えの大切さを痛感しております。
毎日の生活ではいろいろな変化球が飛んできます。時にはデッドボールも飛んでくる中で、備えの大切さを痛感しております。
